成長期の腰痛!?それ骨に異常かも?

・10代前半のお子さんで過度にスポーツをしていて急に腰が痛くなった。

・運動時に腰が痛くなるが、普段は何ともない。

・普通に運動を続けることは可能だが、腰を反ったり回したりすると痛む。

 

こんな腰痛にお悩みではないですか?これは「腰椎分離症」といった疲労骨折からくるものかもしれません。

 

では、腰椎分離症とはどのようにして起こるのでしょうか。

 

【骨の構造】

IMG_2034

人の背骨(腰部)はこのようになっています。赤い矢印の部分(上・下椎間関節突起)で作られる赤丸で囲んだ椎間関節は動きはで回旋の動きがほとんどできない構造になっています。

本来なら胸部や股関節で回旋の動きをするはずが、腰を使って回旋の動きをしようとすると、先程の椎間関節突起の部分に負担がかかってしまいます。

 

 

【腰椎分離症って?】

め

先天的に骨の形成不全が関与して起こることもありますが、ほとんどは発育期の過度なスポーツ活動による椎間関節間部の疲労骨折によるものです。多くは第5腰椎、第4腰椎に起こります。

一度の衝撃で起こるものではなくスポーツ動作などで何度も腰を反らしたり回したりすることで椎間関節部に負担がかかり発生します。

 

【症状】

・腰を反ったり、回旋させると痛い

・下肢の痺れ

 

【治療・リハビリ】

腰椎分離症は腰部での回旋動作により負担がかかってしまいます。腰部に負担をかけないためには、胸部や股関節での回旋の動きができるように可動域の改善をすることや姿勢の改善をして反り腰にならないようにしていきましょう。

 

腰痛になったときにコルセットをつけることがありますが、身体にもコルセットと同じ役割をしてくれる筋肉があります。インナーマッスルと言われる腹横筋という筋肉です。この腹横筋を使うことによって腰部が固定されるので、腰部での無理な回旋動作を制限してくれます。

 

まずは、この腹横筋を使う練習からしていきましょう。

 

・ドローイン

IMG_2035

 

仰向けに寝て膝を曲げます。息を吐きながらお腹を凹ませて背中を押していくようにしましょう。

腰の出っ張っている骨の少し内側を触って筋肉の硬さを感じられればしっかりと腹横筋が使えています。

 

この時に呼吸は止めないように注意しましょう。

 

仰向けがわかりにくい場合には四つん這いになり、同じように息を吐きながらお腹を凹ませることから始めていきましょう。

 

・胸部での回旋運動

IMG_2037

 

先程のドローインを座った状態を行います。ただお腹にぐっと力を入れてしまうと一番表面の筋肉が使われてしまうので、しっかりと呼吸をしながら行いましょう。

手は頭の後ろにまわし、息を吐いてドローインをしながら体幹をまわしていきます。

 

この時に大きく動こうとしてしまうと腰の回旋も使って動いてしまうので、ドローインでしっかりと腰を固定した状態で、胸部での回旋を心がけましょう。

 

また、猫背のように背中が丸くなった状態ではなくて天井から糸でつるされているような意識で姿勢を正して行いましょう。

 

 

 

当院では痛みの治療だけでなく、競技への復帰や競技のパフォーマンスアップまで個別に対応させていただきます。

痛みがなくなったから練習に参加する、試合に出るという形で復帰すると、再受傷や他の部位の怪我にも繋がります。

しっかりとリハビリを行い、怪我をする以前よりも良い状態になって復帰することで、受傷前の状態以上に良い状態でプレーをすることも可能になります。

腰椎分離症だけでなく、他の疾患の治療、リハビリも可能ですので、気になる症状のある方は是非当院にお問い合わせください。