交通事故のよるダッシュボード損傷

皆さん、以前の投稿で交通事故の怪我で首や腰の怪我より脚のケガの方が多いことを知って頂けましたか??

脚の怪我の中でもいろいろありますが、今日はダッシュボード損傷についてお話したいと思います!

(1)どのようにしてダッシュボード損傷は起こるのか?
運転席や助手席で膝を曲げた状態のまま乗車中に、車と車との衝突で膝がダッシュボードに打ちつけられ、その衝撃で股関節が後方に押され股関節脱臼を発症します。これがダッシュボード損傷(dashboard injury)と呼ばれています。

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(2)症状
関節の脱臼につき、脱臼部位の痛み、腫れ、関節の異常可動域、内側に異常に曲がる状態となり、後方に大腿骨が押し上げられている為、ふとももは短くなっています。

(3)治療と後遺障害
後方脱臼は、麻酔下で、外れた大腿骨頭を寛骨臼にはめ込みます。 脱臼に骨折を合併している、脱臼骨折の場合は、観血的に、ねじ釘で骨折寛骨臼を固定します。

骨折を伴っている場合は、骨折片が坐骨神経を圧迫し、坐骨神経麻痺を引き起こしす可能性もあります。
太ももの骨は、3本の血管により栄養を送り込まれていますが、脱臼によりこの血管を損傷すると太ももの骨に栄養や酸素が供給されなくなり、太ももの骨が壊死に至ります。

股関節脱臼を24時間以内に整復しないと、予後は悪く、この太ももの骨は壊死が高率で発生します。

人工骨頭に置換された場合、この骨頭の耐久性が10年と説明されることがありますが、事故後の極端な肥満が克服できない場合、稀に再置換を行うそうなので、気にしないでいいみたいです。通常の生活であれば、10年で置換は、あり得ないことだそうです。

また、この損傷は、股関節だけではなく、ダッシュボードに膝をぶつけた際に、膝の靭帯も断裂してしまうことがあるので、お気を付け下さいね!!

 

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