肉離れを甘く見てはいけません!!

 

こんにちは、守口市、大阪市北浜にあるA.T.長島治療院です^ ^

 

最近少し肌寒く感じることも多くなりましたね。

そんな時にどうしても増えてしまう「怪我」

スポーツの秋!などと、急激にスポーツをする人が増えてしまいます。

 

 

 

この時期に多い理由は夏とは違って、気温が低いため体を温めずにプレーをしてしまう方普段運動していない方や、ストレッチなどもせずいきなり動き出してしまうとケガのリスクが高くなります。

 

今回は怪我の中でも皆さんが聞いたことのある『肉離れ』についてご紹介したいと思います。

 

肉離れとは一体何なのか?

筋肉の収縮動作が急激に行われた際に筋細胞や筋膜が急激に引き伸ばされて「部分断裂」「完全断裂」をおこしてしまう筋肉の障害です。

 

肉離れは症状の程度によって3段階に分けられます!

軽度・・・症状は比較的軽く、部分的に小規模の筋断裂が生じているケースです。(筋が引き伸ばされた状態)

   痛みはありますが自力の歩行が可能な状態です。

中度・・・筋線維の一部断裂、筋膜の損傷、皮下内出血を発症している状態。

    自力歩行が難しくなってきます。

重度・・・完全に断裂している状態です。、患部には陥凹部が確認できます。

   この段階になると自力歩行はほぼ不可能となり、痛みも非常に激しい激痛を伴うようになります。

 

肉離れしやすい人や、多い部位

 

特に肉離れで多い部位としては、大腿部(ハムスト.リングス)や下腿部(ふくらはぎ)などの下肢です。

大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋という3つの筋肉を合わせてハムストリングス、

大腿直筋、外側広筋、内側広筋、中間広筋の4つを合わせて大腿四頭筋といいます。

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筋肉の表面や筋腱移行部(筋肉から腱に変わる所)に多くなります。

 

 

肉離れを起こしやすい人の特徴として・・・

・筋力不足

・筋肉の疲労
・筋力のアンバランス
・柔軟性の欠如
・ウォーミングアップ不足

などがあげられます。

肉離れになったらどうなるの?

実際に肉離れをされて当院に通院されている患者様の症例をもとに、お話させていただきます。

 

今回の患者様は草野球をされている50代の男性です。

野球の練習中、ホームに向かって走っていた際に左のハムストリングス(太ももの裏の筋肉)と右の大腿四頭筋(太ももの前面の筋肉)を負傷し、その直後に当院を受診されました。

受傷当日は、歩行が困難で皮下出血はみられませんでした。

肉離れを受傷した時点で、筋細胞は部分的な断裂によって大量の内出血を伴い、炎症反応が起こります。

この炎症反応を最小限に抑えるために、受傷後直ちにアイシング処置を行いました。

 

その二日後から徐々に内出血が出現し、腫れも酷くなってきました。

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エコーで見ても断裂部分ははっきりと分かります。

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アイシングと一緒に当院で使用している、ハイボルトという電気をあて、早期回復を目指します。

ハイボルテージ治療器についてはこちらをご覧ください。

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ハイボルテージ治療器

 

炎症が治まってきたら、局所の循環回復や損傷した筋線維などの修復を促すため超音波療法やマッサージクリームを使って患部を強擦していきます。

痛みが引いてきたら段階的に関節可動域訓練や筋力訓練、そして各競技の特性にあわせたトレーニングへと移行していきます。

 

肉離れを放っておくとどうなるのか?

 

肉離れを放っておくと、筋肉が固まり柔軟性の低下や関節の可動域(身体の動く範囲)の制限が起こります。

「肉離れは癖になる」とよく耳にしますが、肉離れを正しく治しておらず、原因を根本的に治療できていないから、また同じように肉離れをするといった方がとても多くおられます。

 

また肉離れは、怪我をした箇所をかばうように活動するため、肉離れの再発のリスクが高まるだけでなく、身体の他の箇所の痛みが発生する可能性も高まります。

スポーツ活動をしていく上で肉離れの治療を行わない、または途中で中止してしまうことはとても危険です。

 

肉離れで来院される患者様に「ウォーミングアップしましたか?」と聞くと、「先日はウォーミングアップなしでプレーしてしまった」と言われる患者様が多いです。

怪我をしない為に、運動を行う前だけでなく普段からストレッチを行い、肉離れしない身体作りをすることが大切です :-)?

 

当院のスタッフも定期的にストレッチをし合っています!

元々身体が硬かったスタッフもやっと90°ぐらいまで上がるようになってきました。笑

(表情にご注目ください笑)

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ストレッチのブログもあわせてご覧ください!

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ご自宅で出来るストレッチ

 

肉離れをしてしまうと日常生活にも支障が出てしまうので、プレー前はウォーミングアップを行い、プレー後はクールダウンを行いましょう!

 

 

守口院 〒570-0028

守口市本町2-1-12  TEL 06-6998-7801

 

 

北浜院 〒541-0046

大阪市中央区平野町2-2-9ビル皿井1F  TEL 06-6231-6505

 

監修 柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 原田彰

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