トミージョン手術後のリハビリ

昨年、メジャーリーグで活躍するダルビッシュ投手が受けた手術をご存知でしょうか?

「トミージョン手術」

どんな手術か分からないけど名前だけは聞いたことある方も多いのではないでしょうか。

 

トミージョン手術とは?

野球肘の1つでもある肘の内側の靭帯を痛めた時に安静治療やリハビリだけでは治癒しない場合に行われる手術のことで正式には「内側側副靱帯再建術」と呼びます。

内側側副靱帯損傷についてはこちらへ

 

肘

 

 

肘の内側に負担がかかる投球動作では、肘よりも他の部位の可動域や筋力に問題があることが多いです。

なので患部の治療だけでなくそれ以外の痛みの原因となる部分をしっかりと改善しなければなりません。

 

手術後のリハビリとして、固定期間中は下肢のトレーニングや柔軟を行います。

固定を外した後は可動域を広げるトレーニングを行い、徐々に筋力トレーニングに移行していきます。

同時に、肩甲骨周りを柔らかく強くするトレーニングや体幹機能を高めるトレーニングなどを行います。

 

・スクワット

足を肩幅よりも少し広めに開き、つま先を斜め外側に向けます。

太ももの内側をストレッチするように地面と平行になるくらいまで下ろし

 

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お尻を意識しながら上がっていきます。

 

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太ももが地面と平行になるまでおろしたときに膝がつま先よりも前に出ていれば足幅を広げましょう。

 

・片足スクワット

片脚で立ち、もう片方の足は少し後ろに足の甲を軽くつけておきます。

 

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この状態で足の甲の方をゆっくりとスライドさせスクワットしていきます。

(※足の甲の方には体重はかけずに浮かせることができるくらいにしておきましょう。)

 

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どちらのスクワットも、①つま先よりも膝が前に出ないこと、

 

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②膝とつま先の向きが違う方向を向かないことに注意して行っていきましょう。

 

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・肩甲骨周りの柔軟性を高めるトレーニング

四つん這いになり息を吐きながら、おへそを見て背中を丸めていきます。

 

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次に息を吐きながら前を向き、肩甲骨を真ん中に寄せていきます。

 

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この時に腰を反ってしまうのではなく、左右の肩甲骨の間で物を挟むイメージで寄せていきましょう。

 

術後約2、3ヶ月で可動域は回復してしっかりとトレーニングを行えば筋力も戻ってきます。

ただし、すぐに野球ができる訳ではなく手術で着けた靭帯が投球のストレスに耐えれるようになるには1年〜1年半はかかると言われています。

もしも、急いで投げてしまうと靭帯が再び傷んでしまい復帰までに時間がかかるので注意が必要です。