スポーツ中に多い!膝前十字靭帯損傷とは?

スポーツ中に起きる怪我は多くあります。

このブログを読まれている方の中にも、『肉離れ』や『捻挫』の経験がある方は多いのではないでしょうか?

今回はスポーツ中のケガの中でも非常に多いケガとなっている膝の前十字靭帯損傷を紹介します。

前十字靭帯って?

前十字靭帯は膝の関節の中にある靭帯です。

また、膝の曲げ伸ばしにも重要な役割を持っています。

 

 

ACL
前十字靭帯は、膝の安定性を保つ為に重要な靭帯になっています。
前十字靭帯は膝の骨(太ももの骨とすねの骨)が前にずれない様に前後方向の安定性に深くかかわっており、。ストッパーの役割をしています。

そのストッパーが断裂や損傷を起こしてしまうと容易に膝がグラグラしてしまう為手術療法を選択する事が多いです。

 

発生原因

前十字靭帯靭帯は、太ももの骨とふくらはぎの骨が捻れる事によって1番起きやすくなっています。

スポーツでは、バスケットボールやバレーボール中のケガも多くジャンプ着地や、方向転換、急停止した時にケガがしやすくなっています。
また、ラグビー等タックルを受け大きい外力が膝に加わった時にも起こります。

image

症状

ケガ直後は立ち上がる事が困難となり、膝に力が入りにくくなります。
ケガ後1〜2週間ぐらいで腫れにより関節の動きが制限されてしまいます。
1ヶ月程経つと、痛み等は落ち着きますが、階段を上がっている時等に膝がグラグラしたりし

 

手術療法

 

太ももにある筋肉の腱を用いて、断裂している靭帯と交換という方法が多く行われています。
断裂してしまった前十字靭帯は自然にはくっつきにくく、放置をしていると急に膝がガクッとなってしまったり、半月板がすり減ってしまい悪循環となってしまうため、手術を選択する場合が多いです。

 

 

当院でのリハビリ

手術をした場合、交換した靭帯の強度が確保されるまで、積極的に動かすことはできません。

まずは、非荷重で膝以外のトレーニングや関節が硬くならないようにしていきます。

〈SLRトレーニング〉

SLR

 

〈セッティング〉

セッティング

そこから徐々に、非荷重位での膝を曲げたトレーニングやチューブを使った抵抗運動を開始していきます。

術後1ヶ月位から徐々に、松葉杖を使いながら脚を着いて歩けるように訓練していきます。

松葉杖なしで歩けるようになれば、全荷重のトレーニングを開始します。

代表的なものにスクワットがあります。

 

〈スクワット〉

IMG_5317

 

これは筋力を鍛える為だけでなく、椅子から立ち上がる日常動作やあらゆるスポーツ動作の基本となります。

しっかりと膝に負担のかからないスクワットの動きを習得するが、重要になります。

荷重位でのトレーニングが可能になれば、いろいろなスポーツの動きに近いトレーニングができます。

 

〈不安定な場所での片脚スクワット〉

IMG_5320

 

前十字靭帯は、ジャンプの着地や方向転換したときに損傷することが多いです。

リハビリするにあたり、どのような状況で怪我をしたのか把握し、動作の改善が必要になります。

 

また、怪我に繋がる要因となる各関節の柔軟性や筋力などの左右差を改善しておく必要もあります。

そのため、身体全体の協調的なトレーニングが必要になります。

 

〈競技復帰を目指したトレーニング〉

IMG_5331

前十字靭帯には、膝がどれだけ曲がっているか・どれくらい力を入れればいいのかを感じ取るセンサーが備わっています。

損傷するとそのセンサーも一緒に壊れてしまうので、目をつむると左右同じ角度に膝を曲げれないと言った状態になりやすいです。

その状態のままスポーツ復帰してしまうと、再び前十字靭帯損傷する危険性が高くなってしまいます。

その為、写真のように不安定な状態でもしっかりと身体をコントロール出来るようなトレーニングが必要になります。

 

当院では、怪我の程度や競技種目・ポジションなど考慮し、スポーツ復帰した際に、怪我をした同じ状況になっても怪我をしないような強さや怪我をしない身体の使い方の獲得を目指し、リハビリを進めていきます。

top_slide1