絶対甘く見てはいけない!野球肘・・・

こんにちは!
守口院の元田です。 

スポーツのシーズンになってきて、当院にも沢山のスポーツ障害で悩んでいる患者様が来院されています。
私も、小学校1年生から野球を始めてたくさんのケガをしてきました。
小学生では体も大きくピッチャーとして毎週試合で投げ続け、中学生の夏の新チームの練習の頃には右ヒジが痛くなってきてまともにボールを投げれなかった事を今でも鮮明に覚えています。
その時、病院でレントゲンを撮って頂くと先生から言われた診断名は「内側上顆剥離骨折(ないそくじょうかはくりこっせつ)」といわれました。
実際私も経験した、「内側上顆剥離骨折」について、解説していきますので是非お読みになって下さい。

 

そもそも剥離(はくり)骨折とは・・?

骨には、筋肉や靭帯が引っ付いています。
その筋肉や靭帯に骨が引っ張られて骨折してしまうという症状です。

内側上顆ってどこ?

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 図で説明すると、赤く囲んでいる部分が内側上顆といいます。

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実際の肘の写真で説明すると、肘の内側の一番出っ張っている部分を内側上顆といいます。
この内側上顆には、肘の靭帯や腕の筋肉がくっついています。

骨折する原因

子供に多い骨折になっていますが、何故子供に多いのかというと子供の骨は大人に比べると柔らかく投球動作を繰り返し行っていると、腕の筋肉や靭帯に引っ張られて骨折してしまいます。
他にも、不良な投球動作・ピッチャーが一人しかいない・エースだから投げないとチームが勝てない・等、様々な理由で骨折が多くなっています。

肘に一番負荷がかかる時は?

投げる動作でずっと肘に負担がかかっているわけではありません。
投球フォームを一つずつ見ていくと、5個に分ける事が出来ます。

 

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ワインドアップ期・・・振りかぶって、足を一番高く上げた所までの事を言います。
アーリーコッキング期・・・上げた足が地面に着く所までを言います。

 

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レイトコッキング期・・・肩が一番ムチのようにしなる所までを言います。
ボールリリース期・・・ボールが指から離れる所を言います。

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フォロースルー期・・・ボールが離れた所から最後のフィニッシュまでを言います。

 

上記に書いた5つの投球動作から、肘に負担がかかりやすい時期はレイトコッキング期~ボールリリース期と言われています。
レイトコッキング期~ボールリリース期の間で、腕がムチのようにしなって加速します。ムチのようにしなる動作が続くと肘の内側が伸ばされるストレスが加わります。成長期の子供の骨は柔らかい為、このようなストレスが繰り返し起こると、肘の内側の骨が靭帯や筋肉に引っ張られ剥離骨折になりやすくなってしまいます。
しかし、野球を行う為には投げる動作をしないわけには出来ないので、不良な投球フォームの改善や柔軟性の向上等を行いコンディションを整えていく事が大事になってきます。

当院での治療

当院では、必ず問診を行い患者様からのお話を聞いていきます。
いつから痛いのか・どのような動作をしたら痛いのか・痛い箇所はどこなのか・・・等、様々な事をお聞きします。
問診を行ってから、触ったり・動かしたり・投球フォームを確認したり・しながら症状のチェック行います。
そこで、骨・靭帯・関節内部・に異常が考えられる場合には、信頼のおける整形外科様にご紹介を行いしっかりとした診断をして頂きいてから治療を開始していきます。
そこで、骨・靭帯・関節内部に異常見つかった場合には、整形外科様の先生の指示に従いリハビリを行っていきますので安心してリハビリを行っていく事ができます。


 

何らかの異常が見つかった場合は、少しの期間投げれない時期が続く場合があると思いますが、投げれない時期こそ大事だと思っています。
投げない時期には、チームの裏方に回り声を出したり、ボール渡しをしたり、普段出来ない事をたくさん出来る時期です。
野球は、一人ではできません!たくさんの人に支えられ、野球が楽しく出来ます。その感謝の気持ちを改めて理解できる時期でもありますのでケガをした時こそ有意義な時間になるのではないかと思います。
お困りの症状を、私たちと一緒に改善していきましょう!
不安な事や、分からない事がありましたら気軽に聞いてくださいね。

 

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