手のひらをついて転倒を起こした際に起こりやすい、手首の骨折をご紹介します。
2015/05/29カテゴリー:むちうち施術情報
みなさん、日常で転けて手を着いてしまったり、コンタクトスポーツでは頻繁に転けたりする場合もあると思います。
「手首が痛いな」「手首が腫れてる」等は要注意です。
まず、簡単に手首の近くにある骨をご紹介します。
この写真に書いてあるように、橈骨(とうこつ)、尺骨(しゃっこつ)、という骨が手首に繋がっています。
手のひらをついて転倒した際に、起こりやすい骨折について説明します。
・コーレス骨折
手のひらをついて転んだり、自転車やバイクに乗っていて転んだりしたときに、橈骨(とうこつ)が手首のところ(遠位端)で折れる骨折です。
・症状
手首に強い痛みがあり、短時間のうちに腫れて来ます。けがの仕方によって違いますが、ひどい骨折では食器のフォークを伏せて置いたような変形が見られます。手がブラブラで力が入らず、反対側の手で支えなければならなくなります。ときには、折れた骨や腫れによって神経が圧迫され指がしびれることもあります。
・治療
手を指先の方向に引っ張ってずれた骨片を元に戻す整復操作を行ないます。引っ張る力をゆるめても骨片がずれなければ整復ができており、そのままギプスやギプスシーネで固定します。
・固定期間
通常ギプス固定期間は4?5週間ぐらいです。ギプス固定では基本指先まで固定しないので、固定期間中でも指は動かしてもらって構いません。約1ヶ月ぐらい固定してしまうので、筋肉は萎縮を起こしてしまうので思うように動かす事が出来ない事もあります。
・リハビリ
指先から肘まで温めてから開始します。様子を見ながら他動的に手首を動かしていきます。
痛みの無い範囲でリハビリを行っていても、現状維持でしかありません??固まっていた関節なので骨折する前に動かせていた範囲まで動かさないと元通りにはなりません。
リハビリを行った直後には動きは良くなるが、すぐ戻ってしまうのは拘縮した関節の特徴でもあります。めげずに、コツコツと毎日続ける事により、関節の動きも元通りになってきます。
当院での治療は…
骨折の治療に対してLIPUS(低出力超音波パルス)という機械を患部に当てます。これにより骨折の癒合を促進し早期回復を目指します。
また、LIPUSはしっかりとしたエビデンスが認められており、一日20分患部にLIPUSを照射することで約40%骨折の癒合を促進するとも言われています。
なのでまずしっかり骨癒合を図り、固定が外れたら可動域訓練や筋力強化を行い、早期復帰に向けてお手伝いさせて頂きます。
当院は、痛みの治療だけでなく、競技への復帰や競技のパフォーマンスアップまで個別に対応させていただきます。
痛みがなくなったから練習に参加する、試合に出るという形で復帰すると、再受傷や他の部位の怪我にも繋がります。
しっかりとリハビリを行い、怪我をする以前よりも良い状態になって復帰することで、受傷前の状態以上に良い状態でプレーをすることも可能になります。
骨折だけでなく、他の疾患の治療、リハビリも可能ですので、気になる症状のある方は是非当院にお問い合わせください。
監修 柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 原田彰
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