腰・股関節のスポーツ障害

様々な腰の障害

腰椎ヘルニア、坐骨神経痛、脊柱管狭窄症、腰椎分離症、筋・筋膜性腰痛

単純に腰の痛みといっても、筋肉が原因であったり、骨格の歪みが原因であったり、時には内臓が原因で腰に痛みがでることもあります。状態によっては、放っておくと、足が痺れて歩けなくなる他、時には排泄時にも不便を感じるようになります。

まずは、早い段階で原因をはっきりさせて、適切な処置を受けることが重要です。
当院では、ゴルフ・野球・テニス・ラグビー・アメフト・バスケット・バレーをされる方に、腰の症状が多く見られます。通常の治療では、電気治療やマッサージのみの場合もありますが、原因が他の部位にある恐れもあるので、当院では、腰だけでなく全身の状態を検査し、最新の微弱電流機器と手技・ストレッチや骨盤矯正を通して根本からの治療・機能改善を行います。

腰椎ヘルニア・坐骨神経痛

腰の痛み以外に足のしびれ・筋力低下がある場合はヘルニアが疑われます。
ヘルニアは、背骨の骨と骨の間のゼリー状の椎間板が本来あるべき場所から逸脱することで、神経が圧迫され引き起こされます。

これは背骨が理想的なS字の彎曲を描いていない人に多く見られ、例えば、姿勢の悪さや、腰への負担が大きいスポーツで、引き起こされます。スポーツ活動中の発生では接触プレーや高いところからの転落など外傷により発生し、種目別では柔道、ラグビー、重量挙げなどに多くみられます。
スポーツ中は通常よりも腰に負担の掛かる動作が多く、スポーツ競技者は一般の方よりも若い年齢でヘルニアになる可能性が高くなります。軽い症状のヘルニアを放っておくと、坐骨神経痛になり、神経を介して、おしりから足先にかけて痺れがでたり、最悪のケースでは、歩行に支障がでたり、排尿障害を起こす可能性も考えられます。

脊柱管狭窄症

40歳以上の男性に多く、腰痛や歩行時に強くなる脚の痺れ、脚が痛くなる、足の冷感などの症状が見られます。

脊柱管狭窄症は、脊柱管という、脊椎の神経を囲んでいる管が加齢などの原因によって狭窄することで引き起こされます。
スポーツによるものでは腰椎分離症から腰椎分離すべり症に移行し、脊柱管を圧迫する脊柱管狭窄症が最も多く、競技別ではラグビー、柔道、テニス多く発生しています。

疲労骨折、腰椎分離症

スポーツ選手・愛好家にみられる腰椎分離症は特に発育期(14歳前後)に多く、原因は発育期の過度なスポーツ活動で男女比では男子に多いと傾向があります。

症状としては身体を後ろに反った時の痛みや座っているときの腰の痛み、脚のしびれや筋力の低下などが上げられます。
腰椎分離症は腰椎の疲労骨折で、初期の段階で適切な処置をしたら完治しますが、放っておくと腰椎分離症、すべり症へと進行し、脚の痛みやしびれを発症します。

腰椎分離症の前段階である疲労骨折は見逃されることも多く、早期の発見・治療が大切になります。

筋・筋膜性腰痛

いわゆる腰痛症といわれるもので、ヘルニアや腰椎分離症などのように明らかな画像所見の見られないものを筋・筋膜性腰痛といいます。

スポーツによるオーバーユースや筋疲労、また腹筋群の筋力低下や脚の柔軟性低下も原因の1つです。
これらを放っておくと腰椎ヘルニアや疲労骨折などあらゆる腰痛の原因ともなります。

グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)

グロインペイン症候群とは、股関節の痛みを総称したもので、特に繰り返しキック動作を行うサッカー選手に多くみられます。

体幹から股関節周辺の筋肉や関節の柔軟性の低下などによって身体を効率的に動かすことができず、不自然な使い方を繰り返してしまう事によって股関節周りに痛みを伴う疾患です。

具体的な要因は、恥骨結合炎・スポーツヘルニア・内転筋腱障害・腸腰筋の機能障害などがあげられます。

治療方法としては、第一は安静にする事ですが、症状が治まり競技に復帰する際には股関節周りのストレッチやマッサージの他にも全身を効率的に動かせるようなトレーニングも行う必要があります。

弾発股

股関節の周りの筋肉などが股関節の骨に引っかかり、音がする症状を弾発股(だんぱつこ)と言い、特にスポーツをしている人や、変形性股関節症の方に多くみられます。

具体的な原因は、筋肉の疲労によって筋肉が硬くなってしまった場合や、筋力の低下、他にも無理なストレッチによる股関節の歪みによって弾発股になります。

股関節を動かすと“ポキッ”“ゴリゴリ”といった音や引っかかり感があるだけで痛みはない事が多いですが、骨と筋肉などが繰り返しこすれ合うことによって炎症が起こり、その時に痛みが発生します。

症状の改善法は、まずは炎症を抑える事が大切になるので、運動を休止するか、運動量を減らすなどして、安静にします。
他にも股関節周りのストレッチや筋力強化のトレーニングも症状の改善にはとても効果的です。また、治療の一つとして骨盤の歪みを治す事もあります。

当院の施術

回復期間を短期間にすることが可能

当整骨院の腰の施術は、急性期は固定・アイシングや「最新の物理療法機器」による電気治療を行いますが、その後は、プロスポーツ選手に用いる「スポーツマッサージ」と「ストレッチ」を施すことによって、回復期間を短期間にすることが可能です。

また、一時的な痛みの改善だけでなく、怪我した箇所の周辺部分の関節や筋肉についても適切な処置を施し、「機能改善」「怪我・障害からの社会復帰」から、「パフォーマンスアップ」「疲れないからだづくり」に繋がる施術を行っております。

なぜ、スポーツマッサージ・ストレッチが腰のスポーツ障害に効果的なのか

ヘルニア、坐骨神経痛、脊柱管狭窄症、腰椎分離症、筋・筋膜性腰痛は、炎症が起きている筋肉周辺の関節にも支障がでます。
この原因に対して、

関節可動域の改善

関節安定性の確保

筋肉の柔軟性の回復

を目的とした、専門的なスポーツマッサージとストレッチを当院では行います。

腰の痛みが、「どこに行っても治らなかった」「早期回復させたい」「怪我の後に後遺症を残したくない」という方にこそ、受けて頂きたい施術です。

スポーツマッサージ&ストレッチ

スポーツマッサージ

運動学を基にした施術すべき筋肉を検査

骨盤や背骨の矯正手技

深層筋へのアプローチ

関節可動域の改善

内臓機能の調整

筋肉の協調性の改善

バランス調整

ストレッチ

深層筋の血液循環促進

疲労物質の除去と、酸素・栄養物質の吸収

筋・腱・脳への血液循環促進

中枢神経系への働きかけによるリラックス効果

腰の痛みが、「どこに行っても治らなかった」「早期回復させたい」「怪我の後に後遺症を残したくない」「スポーツのパフォーマンスをあげたい」という方にこそ、受けて頂きたい施術です。

お客様の声

※「免責事項」お客様個人の感想であり、効果効能を保証するものではありません。

腰・股関節のスポーツ障害ブログ

代表取締役 長島 裕二

代表取締役 長島 裕二

代表経歴

  • 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
    鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師
  • 阪神タイガーストレーナー(1982〜1998)
  • 関目病院リハビリテーション科(1999〜2002)
  • N.Y.メッツ新庄剛志選手治療のため渡米(2001)
  • 立命館大学硬式野球部(2001)
  • A.T.長島治療院開院(2002)
  • 株式会社A.T.NAGASHIMA設立(2003)
  • 日本プロ野球トレーナーOB協会副会長就任
  • 履正社医療スポーツ専門学校 非常勤講師(2007〜)
  • (株)コンディショニング・プロデュース・ジャパン代表取締役就任(2008)