くしゃみでもなる!?肋骨骨折とは!
2016/03/18カテゴリー:スタッフブログ,記事
今日は、日常生活の動作でも起きやすい肋骨骨折を紹介します。
肋骨は、外力を受けやすい為、骨折も多く発生します。
肋骨骨折は、バンドで固定するだけで良い軽症のものから、呼吸にまで影響を与える重症のものまであります。
発生機序
墜落・衝突により直接肋骨に外力が加わり発生する場合。
昨年の、プロ野球開幕戦で阪神タイガース西岡選手と福留選手の衝突により西岡選手は肋骨骨折を起こしています。
激しい咳やくしゃみで発生する場合。
また、ゴルフスイングにより骨折してしまうことがあります。
好発部位
第5〜8番目の肋骨に骨折が多く、1番起こりやすいのが第7番目です。
ゴルフスイングなどで骨折する場合は、第2〜9番目に多く特に第5・6番目に多く発生します。
症状
深呼吸・咳・くしゃみによる疼痛の増強、骨折部位を押すと痛みが出現する、体を前後屈・回旋運動により骨折部に疼痛が出現する。
また、骨折部を触ると変形を伴うものもあります。
合併症
外傷性気胸・血胸・内臓損傷を伴うことがあります。
治療法
患部の安静にし、アイシングを行ってください。患部をバンド写真のように固定します。
胸の痛みが引かない場合や転位の多きいものや臓器の損傷(血痰など)がある場合は早期に専門機関を受診してください!
また当院での治療は…
骨折の治療に対してLIPUS(低出力超音波パルス)という機械を患部に当てます。これにより骨折の癒合を促進し早期回復を目指します。
また、LIPUSはしっかりとしたエビデンスが認められており、一日20分患部にLIPUSを照射することで約40%骨折の癒合を促進するとも言われています。
なのでまずしっかり骨癒合を図り、固定が外れたら可動域訓練や筋力強化を行い、早期復帰に向けてお手伝いさせて頂きます。
当院は、痛みの治療だけでなく、競技への復帰や競技のパフォーマンスアップまで個別に対応させていただきます。
痛みがなくなったから練習に参加する、試合に出るという形で復帰すると、再受傷や他の部位の怪我にも繋がります。
しっかりとリハビリを行い、怪我をする以前よりも良い状態になって復帰することで、受傷前の状態以上に良い状態でプレーをすることも可能になります。
骨折だけでなく、他の疾患の治療、リハビリも可能ですので、気になる症状のある方は是非当院にお問い合わせください。
監修 柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 原田彰
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