治療を行わないと変形が残ってしまう鎖骨骨折とは!?
2016/04/08カテゴリー:スタッフブログ,記事
今日は、スポーツなどでよく起きる鎖骨骨折を紹介します。
特にスポーツの中でも、ラグビー・アメリカンフットボールなどコンタクトスポーツでよく発生します。
また、日常生活などでも転倒した際に鎖骨骨折を起こることがあります。
骨折しやすい部分では、下記の写真の脆弱部分で横断面を見ても1番折れやすくなっています。
発生機序
自転車、柔道やラグビーなどのコンタクトスポーツなどで肩から倒れた時に発生しやすい。
症状
外観かららみても判断できる変形、肩幅が狭くなっているように見える、皮下出血、腫脹、腕の運動制限
合併症
鎖骨骨折がもとで、神経損傷や内臓損傷なども見られます。
治療法とリハビリ
鎖骨骨折の多くは、保存療法で良好なことが多いですが、骨折部を安定させるために鎖骨バンドなどで固定を必要とします。
鎖骨バンドの固定は写真のように行います。
また、鎖骨骨折でも転位が大きかったり、スポーツの早期回復の為に手術を行うケースもあります。
リハビリとしては、チューブトレーニングを行ったり徒手抵抗による筋力トレーニングを行います。
チューブトレーニングは写真のように行います。
棘上筋トレーニング
①小指を上にしチューブ(500mlペットボトル)を持ち身体の横に腕をおろします。
②①の状態から真横ではなく、少し前(身体の横から30度ほど前)にあげます。この時、上げすぎず脇と身体の角度が30度ほどまであげます。上げすぎるとアウターマッスルを使ってしまいますので少しあげるだけで大丈夫です。
※この動作をゆっくりと15?20回を繰り返してください。このとき肩が上がらないように注意してください。肩の上のあたりがジワーッときてたら大丈夫です。また、小指を上にしてすると痛みが出る方は親指を上にして行ってください。
棘下筋トレーニング
①脇にタオルを軽く挟みます。手の平を上に向け地面と平行になるまで肘を曲げます。
②チューブを両手で持ち外側に引っ張ります。この時、脇は閉じたままで無理に引っ張らず、肩から30度くらい開けるだけで大丈夫です。また、肩が上がらないようにしましょう。
③ゆっくりと元の位置まで戻します。
※これを15?20回ほど行います。チューブがお持ちでない場合は500mlのペットボトルに水を入れて行ってください。
痛みが出ない範囲でゆっくりと行ってくださいね!!
肩甲下筋トレーニング
①脇にタオルを軽く挟みます。手の平を上に向け地面と平行になるまで肘を曲げます。
②チューブを両手で持ち内側に引っ張ります。この時、脇は閉じたままで無理に引っ張らず、肩から30度くらい閉めるだけで大丈夫です。また、肩が上がらないようにしましょう。
③ゆっくりと元の位置まで戻します。
※これを15?20回ほど行います。チューブがお持ちでない場合は500mlのペットボトルに水を入れて行ってください。
当院での治療は…
骨折の治療に対してLIPUS(低出力超音波パルス)という機械を患部に当てます。これにより骨折の癒合を促進し早期回復を目指します。
また、LIPUSはしっかりとしたエビデンスが認められており、一日20分患部にLIPUSを照射することで約40%骨折の癒合を促進するとも言われています。
なのでまずしっかり骨癒合を図り、固定が外れたら可動域訓練や筋力強化を行い、早期復帰に向けてお手伝いさせて頂きます。
当院は、痛みの治療だけでなく、競技への復帰や競技のパフォーマンスアップまで個別に対応させていただきます。
痛みがなくなったから練習に参加する、試合に出るという形で復帰すると、再受傷や他の部位の怪我にも繋がります。
しっかりとリハビリを行い、怪我をする以前よりも良い状態になって復帰することで、受傷前の状態以上に良い状態でプレーをすることも可能になります。
骨折だけでなく、他の疾患の治療、リハビリも可能ですので、気になる症状のある方は是非当院にお問い合わせください。
監修 柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 原田彰
守口院
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