多くの方を悩ませる!腰椎椎間板ヘルニアとは!?
2017/06/19カテゴリー:スタッフブログ,記事
腰椎椎間板ヘルニアと言う言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?
また、腰椎椎間板ヘルニアでお困りの方も多いのではないでしょうか?
整骨院でも多くの腰痛患者様が来院され、特に腰椎椎間板ヘルニアの方が多くみられます。
今回は、腰椎椎間板ヘルニアについて説明します。
椎間板とは?
椎体と椎体の間に椎間板が存在します。
椎間板は髄核と線維輪により構成されています。
髄核とは、アンパンのあんこの部分であり線維輪はあんこを包むパンの部分のことを言います。
椎間板は、椎体と椎体のクッションの役割を果たし衝撃を吸収しています。
椎間板ヘルニアとは?
椎間板ヘルニアとは、椎間板が加齢による変性のために、線維輪に亀裂が生じ、内部の髄核が突出してしまい神経を圧迫してしまう状態の事です。
椎間板ヘルニアは頸椎・胸椎・腰椎のどこにでも発生します。
特に、頸椎・腰椎に見られることが多いです。
好発年齢
20代から40代の男性に好発する。
スポーツをしている学生にも見られることが多いです。
発生機序
腰椎への前屈・後屈・回旋・圧迫動的なストレスが加わり発生しやすい場合や慢性的に椎間板にストレスが加わることにより発生する。
スポーツ活動では、多くのパフォーマンスで前屈・後屈・回旋力などのストレスを受けるので若年層で腰椎椎間板ヘルニアになることも少なくない。
好発部位
第4、5腰椎間 第5腰椎・第1仙椎間が最も発生しやすい。
症状
急性期で炎症を伴う場合は、激しい腰痛や呼吸や咳・身体を動かすことで痛みが増強する。
また、急性期で腰椎椎間板ヘルニアが起きた場合、下肢の感覚がなかったり、下肢が動かない、尿の感じがわからないなどの症状がある場合は早期の医療機関の受診が必要です。
慢性期になると臀部痛、下肢痛、下肢に痺れなどの症状が出る場合があります。
治療・リハビリ
腰部に負担をかけないためには、胸部や股関節での回旋の動きができるように可動域の改善をすることや姿勢の改善をしていかなくてはなりません。
今回はその中でも、下肢のストレッチと腰痛防止のトレーニングを紹介します。
ハムストリングスのストレッチ
足にタオルをかけて写真のように足を上げていきます。
太ももの裏にストレッチ感を感じればOKです。
ストレッチでも無理をすると痛めてしまうことがあるので痛気持ちい場所で20秒キープします。
次に股関節周りのストレッチです。
伸ばしたい方の脚を反対の脚にかけます。(写真1)
そのまま前にかがみこむようにして、前に倒れていきましょう。(写真2)
脚をかけている方のお尻周りにストレッチ感があればOKです。
このストレッチも無理のない範囲で行ってください。
次にトレーニングを紹介します。
腰痛になったときにコルセットをつけることがあると思います。
自分自身の身体にもコルセットと同じ役割をしてくれる筋肉があります。
インナーマッスルと言われる腹横筋という筋肉です。この腹横筋を使うことによって腰部が固定されるので、腰部への負担を低下してくれます。
仰向けに寝て膝を曲げます。
息を吐きながらお腹を凹ませて背中を押していきます。
腰の出っ張っている骨の少し内側を触って筋肉の硬さを感じられればOKです。
この時に呼吸は止めないように注意しましょう。
当院の治療では痛みの緩和、治癒促進には微弱電流やハイボルテージを状態に合わせてあてたり、
筋緊張を取り柔軟性を出していくためには手技やストレッチを
筋力のバランスや歪みを整えるには、骨盤調整やトレーニングを
その後再発を防ぐためにお家でできるストレッチやケアなどもお伝えしていきます。
一人一人に合わせたオーダーメイドの治療をしていきます。
必要な場合は、適切な専門機関への紹介も行っていますので、お気軽にお問い合わせください。
監修 柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 原田彰
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