「肉離れ」ってどうやって治すの?
2023/10/10カテゴリー:ブログ,スタッフブログ,捻挫・肉離れ・打撲log,アスリハ,ストレッチ,トレーニング,ふくらはぎのスポーツ障害
スポーツ選手によく起こる「肉離れ」
「自分は関係ない」「スポーツしないから受傷しない」と思っていませんか?
実は、肉離れは誰にでも起こりうる外傷なんです!
肉離れとは、筋肉の収縮動作が急激に行われた際に筋細胞や筋膜が急激に引き伸ばされることによって、「部分断裂」や「完全断裂」を起こしてしまう筋肉の障害です。
ハムストリングスやふくらはぎが受傷しやすいです。
【特に肉離れが発生しやすい状態】
・ウォーミングアップ不足
・オーバーワークによる筋疲労
・柔軟性の欠如
・筋力不足
・筋力のアンバランス
今回は、実際にふくらはぎの肉離れの治療についてご紹介します!
32歳 男性
バレーボールの練習中、ジャンプから着地した時に右ふくらはぎを負傷しました。
受傷直後は立ち上がることさえ難しく、救急で整形外科に受診されました。
整形外科では「肉離れ」と診断され、痛み止めの漢方薬と湿布を処方、安静にするようにと言われたそうですが、競技に復帰したいけど再発したくないとの思いから、当院を受診してくださりました。
受傷5日後の状態は、
・損傷部・周囲部に圧痛(押したら痛い)
・歩行時の痛み(病院から松葉杖が貸与)
・足関節部に皮下出血斑(青あざ)→重力により損傷部よりも床方向に血が下りてくる
・ふくらはぎのむくみ
・足関節背屈(アキレス腱を伸ばす動き)で疼痛著明
が、主な症状でした。
また、問診の中で以前からアキレス腱周囲の痛みがあることや偏平足であることがわかりました。
この2つのことから、もともとふくらはぎの筋肉が過度に緊張していたこと、そして偏平足のため足部での衝撃吸収が上手くいかず、ふくらはぎで衝撃を受けた際に受傷したのではないかと仮定しました。
治療は、下記の方法をその日の症状や状態をみながら行いました。
①負傷箇所周囲のマッサージ→筋の緊張を緩めるため
股関節周りマッサージ→歩行をしやすくするため
②物理療法(超音波・ハイボルト・エレサス)
→物理療法の効果はこちら!
超音波:【早期回復!超音波骨折治療】〜プロスポーツ選手愛用のLIPUSとは〜|大阪市北浜・守口市の整骨院ならA.T.長島治療院へ (at-n.net)
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③ふくらはぎのトレーニング→筋出力が回復するまでの期間が短くなる
④足の指のトレーニング→偏平足の改善のため
⑤アイシング→損傷部の出血が広がらないようにするため
⑥テーピング→患部のサポート
受傷後1週間
動き始めや起床時の痛みが著明でした。
内出血が引き、全体的に黄色っぽくなりましたが、損傷部の圧痛と突っ張り感がありました。
患部の痛み7/10(10段階評価)
受傷後2週間
患部の痛み4/10 起床時の痛みもましになりました。
歩行時の痛みは蹴り出しの時にあり、つま先立ちは痛みがでました。
受傷後3週間
患部の痛み3/10
患部の突っ張り感は残っていますが、歩行時は患部よりもアキレス腱に痛みがありました。
受傷後4週間
患部の痛み0~1/10
圧痛もほとんどなく、突っ張り感がある程度になりました。
アキレス腱の痛みも少しマシになりました。
受傷後2週間は毎日、受傷後4週目までは週2回、それ以降はアキレス腱の痛みに対する治療と競技復帰に向けてのトレーニングを行いました。
病院などでの肉離れの治療は、
安静指導や湿布薬・痛み止めの処方
などが一般的です。
ですが、「なぜ肉離れが起きてしまったのか?」と原因を特定する施設は少ないのが現状です。
そのため、根本的な治療を行う前に復帰してしまい再発するケースが多くみられる障害でもあります。
また、痛みをかばうように生活することによって、他の箇所に痛みが発生することもあります。
「なぜ受傷してしまったのか」を特定することで、根本的な治療を1人1人に合わせた形で提供することが出来ます。
肉離れの治療・再発予防は長島治療院にお任せください!
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