【意外と多い!上腕二頭筋長頭腱炎とは?】
2017/02/12カテゴリー:スタッフブログ,ブログ,五十肩・四十肩,肩のスポーツ障害,記事,鍼灸治療
40代、50代の方に多くみられる五十肩。
よく耳にする『五十肩』ですが、実は正式には「肩関節周囲炎」といい、肩関節の周りに発生する炎症のことなのです。
五十肩(肩関節周囲炎)とは、40.50代くらいの年齢で肩関節に痛みがあり、ハッキリ原因が分からない、いくつかの疾患(腱板損傷・石灰性肩炎・肩峰下滑液包炎・上腕二頭筋長頭腱炎)の総称です。
今回はその中でもよくみられる上腕二頭筋長頭腱炎について説明します。
肩関節とは!?
肩関節は身体の中でも膝や股関節と違い、骨による支持が少ない関節です。
骨による支持が少ないので、筋肉や靭帯による支持がより多く求められます。
特に肩甲骨から上腕骨に付着している回旋筋腱板(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)と呼ばれる筋肉が肩関節の安定性には欠かせません。
これらの筋肉は運動しているときはもちろん、立っているときや座っているときでも常に働いています。
「肩が突然痛くなった」と言って患者さんが来院されることが多いですが、実は普段の生活でも肩関節を支えるために筋肉は使われているのです!
これらの回旋筋腱板の柔軟性や筋力が低下してしまうと、肩関節が不安定になってしまうために上腕二頭筋の働きがより過剰になります。
症状
動作痛(特に手を後ろに回す動作や・手を後ろから前に持ってくる動作)・肩の前を押した痛み・重い荷物を持ち上げた時の痛みなど
本来、上腕二頭筋は肘を曲げたり肩を上げるときに働く筋肉ですが、この働きと肩を安定させるという仕事まで要求されるため炎症を引き起こし、痛みが生じます。
治療法
当院では、痛みをとるために鍼治療を行ったり、炎症を抑え自己治癒力を促す電気の使用や症状にあったトレーニング(回旋筋腱板の筋力強化)やストレッチ(回旋筋腱板の柔軟性の向上)も指導させていただきます。
また、肩甲骨の可動域も獲得していかなければいけません。
立っている姿勢や座る姿勢によっても肩甲骨の位置が変わるため、姿勢も含めた治療をさせていただいてます。
《今すぐ実践》スポーツトレーナーが選ぶ、自宅でもできる肩関節インナーマッスルの3つのトレーニング
当院にはこのように四十肩・五十肩の方も多く来院されています。
こんな症状、どうすればよいのか….
そんなお悩みをお持ちの方は、1度当院までご相談ください。
あなたのお悩みを根本からしっかりと解決いたします。
監修 柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 原田彰
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