皮脂は肌荒れの原因にも!ケア方法とは?

最近は蒸し暑い日が続いていますね…

肌がベタベタしたり、汗や皮脂によって化粧崩れもしやすくなります

 

夏になると、皮脂は冬の2倍にもなるそうです。

 

今回は皮脂についてお話させていただきます(^^)!

 

 

皮脂の役割

皮膚表面に分泌され、皮脂膜と呼ばれる膜を作って皮膚をコーティングし、守る役割をもっています。

 

肌のうるおいを守るために皮脂が重要でしょうか??

答えはNOです。全く違うという訳ではありませんが、角質層の水分を守っているのは主にセラミドという成分です。

 

肌の保湿における貢献度は

セラミド 80%に対して

皮脂 2〜3%くらいと言われており、圧倒的な差があります。

 

皮脂には潤滑油のようになめらかさを与える作用はありますが、うるおいを守るものではありません。

 

むしろ、多すぎるとニキビや肌荒れ、老化などのトラブルのもとになるので、ある程度は洗顔などで落とすことが必要になります。

 

 

皮脂腺の種類

皮脂腺は体のなかで、手のひらと足の裏を除くほぼ全身に分布しています。

最も皮脂腺の密度が高いのが額で、次いで頭皮、鼻、背中・胸にも多く分布しています。ここに挙げたような皮脂腺の多い部分を脂漏部位と呼びます。

 

脂腺性毛包

毛穴と繋がっている皮脂腺のことで、顔は毛が細く毛穴が小さいのに対し皮脂腺は非常に大きく発達しています。

このような毛穴は皮脂腺が大きいので皮脂量が多く、それに対して毛が細いので出口がふさがれやすく、皮脂も詰まりやすくなります。なので、ニキビができやすくなってしまいます。

 

独立脂腺

他には毛穴に繋がっていないもので、口唇、まぶたなど粘膜に近い部分にみられます。

 

皮脂分泌の変化

皮脂分泌は性ホルモンによって促進されるので、10代後半が分泌量のピークになります。女性では30代ごろから減り始めますが、されるので男性では50代まであまり変わりません。

 

また、女性では黄体ホルモンの影響で皮脂が増えるので、生理前に皮脂が増える傾向にあります。生理前にニキビができやすいのはこのためですね

季節の差もあり、夏はなんと冬の倍近くにまで増えるそうです。

 

ホルモンバランス以外でも洗顔が皮脂分泌を活発にさせる原因になるんです!

 

ケアしているはずなのになぜなんでしょうか?

 

洗顔で皮脂を取り除くと皮脂分泌は盛んになります。2時間ほどたつと皮脂膜が形成されるため、ある程度のところで皮脂分泌にブレーキがかかるようにできています。

 

ですが、洗顔を頻繁に行うと失われた皮脂膜を取り戻すために皮脂線は活発に活動し始めます。これを繰り返していくと皮脂線の活動がフル回転されるため、次第に鍛えられてしまい、皮脂が過剰に分泌されてしまいます。

 

皮脂のケア

洗顔のしすぎは皮脂の過剰分泌につながりますが、だからと言って落とさない方がいいことなんてありません。

 

皮脂は肌をコーティングして、雑菌などから肌を守る働きを持っています。ただし、分泌されて時間が経った皮脂は、肌荒れや老化を促進する物質に変わっていきます。

 

なので、1日2回は洗顔をして皮脂を取り除いていくのがオススメです。洗顔をするときも、朝は水だけでという人もいますが皮脂は油分なので水では落ちません。洗顔料で洗うようにしましょう。

 

 

当院では、美顔鍼のコースもご用意しております。

顔に鍼をすることで肌細胞活性化やお肌の血行促進が期待できるので、肌質改善には効果的です!

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監修 鍼灸師 小林愛弥

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