テカりの原因「皮脂」とは?

こんにちは!長島治療院です!

 

湿度や気温が高まり、汗もかきやすい時期になってきました。

これからの季節、化粧崩れを起こしやすい原因として皮脂と汗があげられます。

 

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皮脂とは

 

皮脂は皮脂腺から毛穴を通り皮膚表面に分泌され、皮脂膜を形成します。

 

役割

・皮膚表面を弱酸性に保ち、雑菌の繁殖を抑える

・皮膚をコーティングして守る

・肌や髪にツヤや滑らかさを与える

 

肌の保湿における貢献度は約2~3%。皮脂には潤いを守るものではありません。

 

肌は弱酸性というのはよく知られていますが、それは「皮脂」が酸性であるからです。皮脂の分泌が多いオイリー肌の人ほど肌は酸性に傾きやすくなります。不健康な肌でも皮脂があれば人の肌は基本的に弱酸性です。例えばオイリー肌でニキビができやすい人や脂漏性皮膚炎(赤ら顔、かさつき、かゆみなど)のようなトラブルがある人の肌でも弱酸性です。

 

つまり肌が弱酸性であることは肌が健康であることを表すのではなく皮脂があることを意味しています。

 

ただし、アトピー性皮膚炎などで皮脂分泌が病的に低下している肌では、ややアルカリ性に傾くことがあり、敏感肌の原因になります。

 

通常、肌はアルカリにさらされても15分程度でもとの弱酸性に戻ります。これを皮膚のアルカリ中和能と言います。この機能は年齢とともに若干低下し、高齢者の肌が弱くなる一つの原因になります。

 

 

皮脂の分泌

ホルモンの影響

皮脂分泌は性ホルモンによって促進されるので、10代後半が分泌量のピークになります。女性では30代ごろから減り始めますが、男性では50代まであまり変わりません。女性では黄体ホルモンの影響で皮脂が増えるので、生理前に皮脂が増える傾向にあります。季節でいうと夏の皮脂は冬の倍近くになります。

 

部位ごとの差

皮脂腺は手のひらと足の裏を除くほぼ全身に分布しています。最も皮脂腺の密度が高いのは額で、次いで頭皮、鼻、背中、胸に多く分布しています。この皮脂腺の多い部位を脂漏部位と言い、皮脂分泌のバランスが崩れると炎症を起こし赤みや痒みが持つことがあります。

 

皮脂腺は通常毛穴に開校しています。顔の毛は細く毛穴も小さいのに対し、皮脂腺が非常に大きく発達しています。皮脂腺が大きいので皮脂量も多く、それに対して毛が細いので出口が塞がれやすく皮脂も詰まりやすくなります。

 

 

 

皮脂による肌への影響

洗顔で皮脂を取り除くと、皮脂分泌は盛んになります。2時間ほどたつと皮脂膜が形成されるので、そこからは皮脂分泌は緩やかになります。皮脂腺には、皮脂膜を感じ取るセンサーがあり、これによってある程度のところで皮脂分泌にブレーキがかかるようになっています。

 

洗顔を頻繁に行うと失われた皮脂膜を取り戻すために皮脂腺は活発に働きます。これを繰り返すと皮脂腺は常にフル回転するので次第に鍛えられて活発になります。顔がテカるからといって洗顔をしすぎると余計にオイリー肌になることがあるのはこのためです。

 

皮脂は必要なものだから、落としすぎない方が良いとよく言われます。皮脂は肌をコーティングして雑菌などから守る働きを持っています。ただし、分泌して時間がたった皮脂は、酸化・分解されて肌荒れや老化を促進する物質に変わっていきます。

 

毛穴の周りには常に皮脂が溜まっていますが肌の老化はそこから進んでいくことが最近解明されつつあります。

 

毛穴が開くのは皮脂が詰まるからと思っている人が多いですが、そうではなく皮脂によって毛穴まわりの表皮がダメージを受け、毛穴が広がっているためです。

 

 

 

スキンケア

古くなった皮脂は老化を進めてしまうので1日2回は洗顔をして皮脂を取り除来ましょう。朝は水だけで洗うという人もいますが、皮脂は油汚れなので水では落ちません。洗顔をするときには洗顔料をよく泡立て、擦らずに泡で撫でるように洗います。洗顔後には保湿のケアも大切です。皮脂が気になるからといって保湿を怠ると、過剰な皮脂分泌に繋がります。

10代後半から30代くらいまでの人は1日2回洗顔してもなお皮脂が浮いてくる人が多いものです。そんなときにはあぶらとり紙も有効です。あぶらとり紙は皮脂を取りすぎるので良くないと言われることもありますが、紙で皮脂の全てを取ることはできませんし、余分な皮脂を肌に残すメリットもありません。

 

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日常生活では、食事や生活習慣、ストレスなどによっても分泌が過剰になることもありますので、健康な肌を維持するためにバランスの良い食事や適度な運動、十分な睡眠も心がけましょう。